展覧会２０１０ of 国際水墨芸術大展

「国際水墨芸術大展」は2003年に始まって以来8回目となりました。このたび、東京銀座画廊・美術館で開催できることを心から嬉しく思います。これも関係者方々のご支援の賜ものと深く感謝を申し上げます。


 水墨画は東洋の優れた絵画芸術であり、世界にも類がない独特な芸術表現であります。日本は中国から伝来した水墨画法を吸収し、独自の感性でその特性を生かすことによって今日のような優れた水墨画表現を形成してきました。個性溢れる多様多彩な作品が数多く展示されている本展はたくさんの公募展の中で存在感を増しており、「美術の窓」雑誌、「新美術新聞」、「水墨美術年鑑2010」なども本展のことを取り上げてくれたこともこの事をもの語っています。また出品者おのおのが独自の伝統にのっとった芸術文化を研鑽し続け、精神性を高めることは、豊かな人生と社会作りに繋がっていることがとても大切な事だと嬉しく感じています。


　これからも一民間団体として水墨芸術の振興とより一層の発展に寄与し、水墨画ルネサンスを発信しながら、日中両国の多くの方々と交流を深めて参りたいと存じております。


　最後に、本展の開催にあたり、多大なご後援、ご協力をいただいた各方面の方々、そして力作を寄せていただいた皆様方に心から厚く御礼を申し上げます。