ご 挨 拶
国際水墨芸術大展２０１１
このたび「親情中華―国際水墨芸術大展2012」が東京銀座画廊・美術館での開幕に際し、私は中国大使館を代表いたしまして、心からお祝いを申し上げます。
中日両国は地理的に近く、文化が相通じております。二千年の間、文化芸術は両国国民をつなぐ重要な架け橋と絆になり、その中で極めて重要な位置を占め、その影響を果たすのは美術交流でございます。
今年は中日国交正常化40周年であり、中日国民交流友好年でもあります。中国僑聨が国際水墨芸術促進会と手を携えて、国際水墨芸術大展を開き、両国画家の新作を展示し、両国の水墨文化の交流によい場を提供されましたことは特別な記念の意義があります。本展覧会を通じて、中日両国国民の方々に水墨画芸術の発展と新しい成果へのご理解をより一層促進することと同時に中日両国国民間の相互理解と友情を深めていくことを願っております。
展覧会の円満なるご成功を心からお祈り申し上げます。
中華人民共和国 駐日本国特命全権大使
程 永華 二〇一二年九月
国際公募展
会期／会場
２０１２年２/１６（日）～２/２１（日）
東京銀座画廊・美術館
２F 展示室
国際水墨芸術大展2012実行委員会
「国際水墨芸術大展」は2003年の「人民中国」雑誌創刊50周年の際に日中友好会館美術館で初めて開催して以来、毎年会を重ね、このたび節目となる10回目になりました。
日中国交正常化40周年記念すべき年に開催する「親情中華―国際水墨芸術大展2012」は、今年の日中国民交流友好年の正式認定行事として、共催の中国僑聯をはじめ、各方面の皆様方の多大なご指導、ご支援を受け日本と中国の各地から独創的かつ質の高い作品を数多く展示することができ、水墨画の素晴らしさをあらためて感じることができました。心より感謝申し上げます。
水墨画は東洋の優れた絵画芸術であり、世界にも類がない独特な芸術表現であります。日本は中国から伝来した水墨画法を吸収し、独自の感性でその特性を生かすことによって今日のような水墨画の表現を形成してきました。一方中国は伝統的な画法を受け継ぎながら日本画、洋画などの良さを吸収し、水墨画表現の更なる可能性を探ってきました。
そのような多彩多様な水墨画作品を一堂に展示することを通して、出品者だけではなく水墨画文化に興味を持つ大勢の方々との楽しい交流を行うことも本展の主旨です。このような交流を広げることは水墨画の更なる発展と東洋文化精神の高揚につながり、日中友好、文化交流にも寄与できると確信しています。
最後に、本展開催に向けてご尽力をされた両国関係者の皆様方にあらためて心から厚く御礼申し上げます。
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